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リンスinシャンプーのボトルの向こうに見える人々

その昔「ちゃんりんしゃん」などと薬師丸ひろ子が首を傾けて使っていたリンスinシャンプーだが、最近のこのジャンルの製品のパッケージを人気順に眺めてみると、あの懐かしのCMのイメージとは随分違ったユーザー層が考えられる。
そもそも、人は洗髪のとき、シャンプーやリンスに何を求めるのか。
男性であれば、髪や頭を清潔にする、ということがあるだろう。
もちろんこれは女性でも同様だが、女性の場合、清潔以上に大切な事柄がある。
それは、髪の質をあげること。つまりダメージを癒したり、癒した以上に綺麗に(魅力的なものに)していく効果を求めている。つまり単なる潜在ではなく、自分を助けてくれ、魅力的にしてくれる存在である。
こうした感覚を商品に持った場合、女性は商品の色に対して、女性らしさ、自分を助けてくれる存在を示す信号、あるいか信頼以上の高級感を求める事になる。
色の面でこれに応えられるのは、ピンク、ゴールド、ロイヤルレッド、あるいかロイヤルブルー。しかも商品名は華文字のような丸い形に反応する。
こうした前提でリンスinシャンプーの人気商品を眺めてみると、その向こうに見えるのは、洗髪の質に強くはこだわらない女性、そして男性、子ども。

リンスイン.jpg

つまり以前の事情は違ったかもしれないが、現在はリンスまでも一気に済ますリンスinシャンプーは、髪の質にこだわりの少ない女性(中年以降?)と男性、子ども市場であり、製品もこれに応えるような色になっている。

1位のメリットは女性のこだわりには訴えないものの、男女ともに抵抗なく、やや女性に寄った明るいグリーン。
3位以下の男性の最も求める「清潔・さわやかすっきり・クール=リフレッシュ」なブルー系、そして子供向け製品と並んでいる。
つまりリンスinシャンプーのらしい色とは、女性向けを狙わない色、というのが一つの定番といえる。
この中で、さらに差別化を進めるとなれば、例えば高級志向で売っていく場合には、ブルーと金色、爽やかさでさらに差をつけるなら、ブルーと白の組み合わせのなかで、さらに白を協調するような手法も考えられる。
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