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デボノ博士の「6色ハット」発想法

物事を客観的に見る、ことの有効性はいろいろなところで言われている。
例えば、一つの新製品に対しての自分尾感想だけでなく「客観的に」分析してみる。
お客さんお立場にしてみたらどうか。
初めてこれを観た女性にとってはどうか。
これは、いわゆるマーケティングの世界だろう。

このほかにも、色彩を活用して「客観視」が可能となる方法がある。
『デボノ博士の「6色ハット」発想法』
というもの。
「白」「赤」「黒」「黄」「緑」「青」
の帽子を利用して、それぞれの「立場」を決め、その立ち位置から意識的に商品を眺めて、様々な感想をぶつけ、分析を行うと言うもの。

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白帽子・・・客観的思考(事実や統計を重視し、客観的に思考する)
赤帽子・・・直感的思考(自分の感情や感覚、美意識を重視)
黒帽子・・・否定的思考(否定的なポジションから疑問、分析を重視)
黄帽子・・・肯定的思考(楽観的、前向きに判断)
緑帽子・・・創造的思考(目の前のものからさらに新しい提案を生み出す方向へ)
青帽子・・・俯瞰的思考(他の色の意見などをしっかり取り入れ、良い方法を見つけ出す)


このそれぞれの立ち位置を6人で分担し、さらに色を入れ替えながら様々な「客観的」意見を出すのでも良いし、あるいは一人で意図的に役割を切り替え分析していくのでもよいだろう。

例えば、揚げないポテトチップといった新商品を見て
普通であれば、単に「好き嫌い」で判断しがちであるのを

白帽子・・・これまでより、歯ごたえがよく、カロリー的には女性に人気が出そう
赤帽子・・・揚げてないのなんて嫌い!
黒帽子・・・そもそもカロリー気にする人がポテトチップ食べないし。
黄帽子・・・女性が集まるホームパーティーでいいのでは!
緑帽子・・・いっそ、ダイエットポテトチップという名前で、女性好みのバリエーションを増やせば!
青帽子・・・「売り」の部分は白を参考に、緑の客層で、黄色のような広告にするのがよいかも!


といった具合だ。自分が本来どんな性格をしているかに関わらず、自分だけでは考え付かなかった視点を持つこともできる方法である。

それにしても、この役割分担は実に面白い。
先日「ゴレンジャー」の役割分担の話を差し上げたが、これに近い世界である。

〇赤 →熱血漢のリーダー。考えるより先に行動する面あり。
〇青 →いつも冷静さを失わないサブリーダー。知的なアドバイスが冴える!
〇黄 →明るく純朴な力持ち。
〇ピンク →ヒロイン。落ち着いた母性的な面もあり。
〇緑 → 無邪気な癒し系。

ゴレンジャー.jpg

最近の戦隊シリーズでは黄色が抜け、黒が入っている。
デボノ博士の「6色ハット」が、商品を6つの立場から分析する手法だとしたら、戦隊シリーズは、ドラマのストーリーを5つ(6つ)の立場から盛り立てるもの。俳優はその色のキャラ設定にしたがって演じているともいえる。


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