『車のボディーカラー100台調査』
新宿歌舞伎町周辺 VS 神宮外苑&都下某マンション
~車の色でわかる景気回復具合と、女性進出状況
今回より、新テーマ(新タイトル)にて書かせていただきます。
テーマは色彩街頭調査。
今回は、色彩の観察を行ったのは、車のボディーカラーについて。
まずは都内2か所の比較調査を行い、この結果をさらに比較するために都下の某マンション駐車場と比較を行った。
調査場所は
・東京都新宿区:歌舞伎町横、ロッテバッティングセンター横の駐車場
・東京都渋谷区:神宮外苑 絵画館駐車場
・東京都都下某マンション駐車場
まずは結果をご覧ください。
1か所目は新宿歌舞伎町すぐ近く。知る人ぞ知る、ロッテ・バッティングセンターの横に、奇跡のように取り残された平地が存在し、そこは数百台が駐車可能なコインパーキングとなっています。
周りはホテル(ラブバージョン)とマンション、それに風俗やマンションなど。企業のオフィスビル的なものは比較的少なく、「新宿的」な用件で来る方々の駐車場といえるでしょう。簡単に言ってしまえば日本一デンジャラスな駐車場です。
今回、比較対象としたのは、神宮外苑にある絵画館横の駐車場。こちらも周りにいわゆるオフィスはなく、絵画館はもちろんですが、軟式野球場やゴルフ練習場、テニスコート、フットサルなどのスポーツ施設が存在しています。また外苑をランニングする方も多数いらっしゃり、この目的で車を駐車されている方もいると考えられます。
さて、両所の結果は以下の通り。
大きな比率の差は残念ながら見つけられませんでしたが、このボディーカラーからは、実に様々なことを読み取ることができます。
例えば、ほぼ一緒の比率から次のようなことが分かります。
(1)景気は今一つ良くなってはいない
(2)女性の利用客が非常に少ない
という2点が分かります。
なぜボディーカラーから景気がわかるのか。
実は車のボディーからと景気の変動についての数十年にわたる統計資料が存在しています。
これによると、
・景気が良い=有彩色(色付き)の車が増える
・景気が悪い=無彩色(白や黒、グレーなど色のない)の車が増える
という法則があります。
車の場合、メタリック色になりますので。グレーは銀色ということになります。新宿、神宮ともこの無彩色の車が8割から9割となっています。これは、バブルがはじけた4,5年後、長期的な不況の入り口に入ったころの数値とほぼ同じレベルです。
そして(2)の女性の利用者が少ない、という点。女性の利用者の一つの特徴は、軽自動車の利用が多いという点です。近年特に軽自動車も女性をターゲットにしたものが多く発売され、それらは例外なくカラフルなラインナップとなっています。もちろん都内においては、比較的収入の高い層が多くいると思われ、その分、(カラフルな色が似あわない)女性も大型の車に乗っていることも考えられますが、それにしても女性が多いのであれば、一定のレベルまでカラフルな車が増えてくるはずです。
ちなみに東京都下の某マンションで観察したボディーカラーの数値は以下の通り。
有彩色の車の割合は5~10%増加し、色も多彩です。
もちろん、車の購入サイクルは洋服ほど短期でなく、数年から十数年に一度ということを考えると、過去に引きずられたデータであることは考えられます。今の景気観を皆さんがどのように感じているかが現れるのはたぶん数年後になることでしょう。また同じ場所で観察することにしたいと思います。
~車の色でわかる景気回復具合と、女性進出状況
今回より、新テーマ(新タイトル)にて書かせていただきます。
テーマは色彩街頭調査。
今回は、色彩の観察を行ったのは、車のボディーカラーについて。
まずは都内2か所の比較調査を行い、この結果をさらに比較するために都下の某マンション駐車場と比較を行った。
調査場所は
・東京都新宿区:歌舞伎町横、ロッテバッティングセンター横の駐車場
・東京都渋谷区:神宮外苑 絵画館駐車場
・東京都都下某マンション駐車場
まずは結果をご覧ください。
1か所目は新宿歌舞伎町すぐ近く。知る人ぞ知る、ロッテ・バッティングセンターの横に、奇跡のように取り残された平地が存在し、そこは数百台が駐車可能なコインパーキングとなっています。
周りはホテル(ラブバージョン)とマンション、それに風俗やマンションなど。企業のオフィスビル的なものは比較的少なく、「新宿的」な用件で来る方々の駐車場といえるでしょう。簡単に言ってしまえば日本一デンジャラスな駐車場です。
今回、比較対象としたのは、神宮外苑にある絵画館横の駐車場。こちらも周りにいわゆるオフィスはなく、絵画館はもちろんですが、軟式野球場やゴルフ練習場、テニスコート、フットサルなどのスポーツ施設が存在しています。また外苑をランニングする方も多数いらっしゃり、この目的で車を駐車されている方もいると考えられます。
さて、両所の結果は以下の通り。
大きな比率の差は残念ながら見つけられませんでしたが、このボディーカラーからは、実に様々なことを読み取ることができます。
例えば、ほぼ一緒の比率から次のようなことが分かります。
(1)景気は今一つ良くなってはいない
(2)女性の利用客が非常に少ない
という2点が分かります。
なぜボディーカラーから景気がわかるのか。
実は車のボディーからと景気の変動についての数十年にわたる統計資料が存在しています。
これによると、
・景気が良い=有彩色(色付き)の車が増える
・景気が悪い=無彩色(白や黒、グレーなど色のない)の車が増える
という法則があります。
車の場合、メタリック色になりますので。グレーは銀色ということになります。新宿、神宮ともこの無彩色の車が8割から9割となっています。これは、バブルがはじけた4,5年後、長期的な不況の入り口に入ったころの数値とほぼ同じレベルです。
そして(2)の女性の利用者が少ない、という点。女性の利用者の一つの特徴は、軽自動車の利用が多いという点です。近年特に軽自動車も女性をターゲットにしたものが多く発売され、それらは例外なくカラフルなラインナップとなっています。もちろん都内においては、比較的収入の高い層が多くいると思われ、その分、(カラフルな色が似あわない)女性も大型の車に乗っていることも考えられますが、それにしても女性が多いのであれば、一定のレベルまでカラフルな車が増えてくるはずです。
ちなみに東京都下の某マンションで観察したボディーカラーの数値は以下の通り。
有彩色の車の割合は5~10%増加し、色も多彩です。
もちろん、車の購入サイクルは洋服ほど短期でなく、数年から十数年に一度ということを考えると、過去に引きずられたデータであることは考えられます。今の景気観を皆さんがどのように感じているかが現れるのはたぶん数年後になることでしょう。また同じ場所で観察することにしたいと思います。
2017-01-23 16:25
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